8・7全道集会 矢臼別演習場に650人!
![]() 矢臼別演習場内の川瀬所有地に650人が結集 |
![]() 集会アピール(下記)の提案 |
![]() 労働者トランペッター・松平晃さんの 演奏に聞き入る参加者 |
![]() 元気一杯の川瀬氾二さん |
米軍の矢臼別駐留反対8・7全道集会 集会アピール |
米海兵隊による104号線越え実弾射撃訓練は8巡し、矢臼別演習場での7回目の訓練を7月28日より実施しています。大儀なきイラク攻撃と引き続く占領行動に動員されている海兵隊の訓練であり、まさにイラクに直結する訓練です。 過去7年間、私たちはこの矢臼別で行われてきた政府の裏切りと、日米戦争勢力の企みを告発しつづけてきました。この間、有事法が強行成立され、アメリカは大義なきイラク戦争へ突入し、日本政府はそのイラクヘ自衛隊を派兵し、さらに多国籍軍への参加までも勝手に約束する事態の中で、沖縄の痛みを分かち合うとしてきたこの訓練は、沖縄でもできなかった夜間訓練を常態化し、砲撃以外の多様な訓練も行われています。訓練は固定化しないなどとしながら、米軍向け施設が血税によって新設され、移転訓練の恒常化が進んでいます。その経過の中で周辺住民の暮らしはますます追い詰められ、離農は進み、地域経済を衰退させてきました。まさに「軍事栄えて民滅ぶ」の状況が進行してきました。沖縄では名護、辺野古沖へ.の新基地建設を強行しようとし、相次ぐ米兵の事件、事故のため海兵隊が外出禁止の措置をとるなど、沖縄の負担軽減どころかますます沖縄の治安は悪化し、基地強化を進めようとしているのが実態です。 米軍の再編計画が表面化し、矢臼別演習場への海兵隊の駐留、移転訓練の統合が検討されるなかで、別海町長ははっきりと反対を表明せず、受け入れに前向きな姿勢さえしめしています。 ことは水面下で着々と進んでいます。日米協議で何が話されているのか、岩国も、座間も、東富士もいっせいに声を上げています。これ以上の負担はもうごめんだと怒りの声が渦巻いています。沖縄にいらないものは日本のどこにも要らない。矢臼別への駐留、訓練統合など絶対に容認できません。 沖縄、辺野古ではおじい、おばあを中心に、県内、外から若者が詰め掛け、100日を越える座り込みが続いています。韓国・メヒャンニでは米空軍射爆場の閉鎖を勝ち取り、平和公園建設に向けて動き出しています。世界の反米、反軍事同盟の流れこそ本流です。私たちは憲法九条を掲げて闘ってきました。九条こそ世界の発展方向を示す羅針盤です。 「平和のうちに生きる権利」「自衛隊は憲法違反」を訴えつづけている川瀬氾二氏が暮らす矢臼別での平和盆踊りも40年を迎えました。矢臼別40年の闘いに学び、未来へつなげるこの盆踊りを圧倒的に成功させ、矢臼別を農民に返せの声を高く響かせましよう。 地元別海町連絡会の申し入れ文書の中に次の一文があります。 「矢臼別演習場周辺地域は、私たちの父祖が血のにじむ苦難の上に切り開いた酪農郷であり、それをとりかこむ人々の楽土です。日米当事者から見ればとるに足らぬ一僻地かも知れませんが、住民の一人ひとりはかけがいのない日本国民であり、少数であるがゆえに犠牲を強いられ、切り捨てられるべきでないことは自明の理です。」と訴えています。 日本中のどこにもかけがえのない国民が暮らし、平和を願って生きています。それを踏みにじり戦争への道を進もうとする勢力に対し、私たちは断固として闘います。 アメリカとそれに追随する日本政府は世界から確実に孤立しています。世界の仲間が私たちの闘いを支えています。 この矢臼別から「日本中に、世界中に基地は要らない」、「米軍はアメリカヘ帰れ」の声を広げようではありませんか。 2004年8月7日 米海兵隊移転訓練反対・米軍の矢臼別駐留反対8・7全道集会 |